モチベーショングラフで「人生の意味づけ」を見直す

ふと立ち止まって、自分の人生を振り返りたくなる瞬間があります。

そんなとき、「モチベーショングラフ」は有効なツールです。

これは、過去の出来事を時系列で並べ、それぞれの時期の「やる気」や「充実感」をグラフ化する方法。
数値化して、曲線グラフに描くことで、感情の波や転機が視覚的に見えてきます。

ポジティブに振り返るだけではなく

良かった体験、充実感があふれていた、と思う体験はありましたか?
それらの体験は、今も思い出すことによって充足感を感じたり、力が漲ったりする感覚があるのではないでしょうか。
それらの体験は、あなたにとって大切な「リソース」です。おそらく、ご自分でも「大切な体験、経験」としてこれからも心に抱いていくことでしょう。

一方、嫌な思い出、失敗したと思った体験などについてはどうでしょうか。

苦しさを感じるような嫌な思い出、忘れたい思い出は無理に振り返る必要はありません。

ただ、振り返れるけれども、当時は「つらかった」「失敗だった」と感じていた出来事、については、一度見直してみることもとても価値があります。

リフレーミングという視点

ここで役立つのが「リフレーミング」という考え方です。
リフレーミングとは、ある出来事や状況の「枠組み(フレーム)」を変えて、つまり「捉え方」を変えて、別の意味づけを試みること。

たとえば、「転職に失敗した」と思っていた経験が、今の仕事への価値観を育てたきっかけだったと気づくこともあります。
それは、過去の自分を否定するのではなく、今の自分がその経験に新しい意味を与えるということです。

自然体で振り返ることの大切さ

モチベーショングラフは、過去を美化するためのものではありません。
むしろ、自然体で振り返りながら、「不必要にネガティブに捉えていたこと」に新しい光を当てるためのツールです。

もちろん、こじつけたり、無理にポジティブに意味づけしようとすると、かえって違和感が残ることもあります。
全てをポジティブにとらえる必要はありません。

ただ、嫌な体験の中にも、今の自分を支えている大事な要素があるかも・・・・と、探索してみることには価値があります。

人生の意味づけは、変えてもいいし、変わっていくもの。

もし、一人でグラフを作って振り返ることがしんどいな、と感じたら、ぜひお手伝いさせてください。

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