このサービスに繋がる、勉強を始めるきっかけとなった私の体験です
(プロフィールはこちら)
社会人となって10数年、管理職になって2年目に、自分が未経験の部門のマネージャー代理を任されました
マネージャー代理といっても、マネージャーの方は長らく病欠で不在だったので、実務はマネージャーと同等のことをしなければなりませんでした
頼りにしたかったベテランメンバーが同時に異動で抜けてしまい、そんな中で自分が未経験の業務に対して判断、メンバーに指示をしていかなければならない
私にとっては精神的に結構辛い状況でした
そんな状況に加えて、私の部署に対して、とても当たりの強い、クセも強い他部署の部門長がいらっしゃったのです
その存在が、とてもとても、私を大変苦しめました
(後から考えると、その方は私に当たりが強いわけではなかったのですが・・・多分、私自身の視野がとても狭くなっていたと思います)
子育ても家事も重くのしかかってくる中、忙しい夫にも相談する気になれず、次第に寝つきが悪くなり、目まいの症状も出てきました
今までも大変でしたが何かが違う…少し抵抗はあったけれど心療内科を訪ねました
先生は、私の話をただ聴いてくれて、私のありのままの気持ちを受け止めてくれました
そのたった一回の受診から、自分のおかれた状況に対するとらえ方が少し変わったように感じました
結局、私は特に薬などを処方されることもなく、再び訪ねることもありませんでした
仕事や家庭の状況は変わりませんでしたが、その体験を境に、体調や気分も少し良くなっていったのです
今まで、どちらかというと、悩んでも自問自答で自己解決、という方法を長年とってきた自分にとって、とても驚きの体験でした
当時の私を客観的に見ると、そこまで不調だったことは、ほとんど誰にも気づかれていなかったと思います
そして、改めて思い返してみても、先生に聴いていただいた話は、会社の同僚や先輩、家族、友人には話せなかった、と感じています
家族に心配はかけたくなかったし、同僚や上司には絶対に言いたくなかった
たまたま心療内科に行き、話を聴いてくださった先生に巡り合ったことで好転しましたが、もしもあの時その行動をとらなかったら、おそらく心身の不調は悪化していたと思います
少し余裕が出てきた頃に改めて「聴く」ということを学び、自分でも実践したいと思い、EAPメンタルヘルスカウンセラーの勉強を始め、資格を取りました
企業生活で活かしつつ、まだまだ学びも続けつつ今に至ります
